難しいと言われるグリップの矯正を簡単に直す

もしあなたがボレーでネットにかけたり、深い位置に確実に返球できなかったとすれば、今回の田中さんと同じお悩みを持っています。根本的な解決はグリップにあります。あなたは、ボレーに最適なコンチネンタルグリップになっていますか?

クリニックしてもらいたい点
ボレーをネットにかけてしまうことが多い。
深い位置に確実に返球したいので教えて欲しい

埼玉県在住 田中 文雄 さん

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 田中さんから「ボレーをネットにかけることが多いので、深い位置に確実に返球する方法を教えて欲しい」という相談を受けました。  さっそくビデオを見てみましょう。
 田中さんのフォハンドボレーの連続写真が上の1〜4です。スキーをするとあって、足腰はしっかりしており、フットワークとショット後の身体のバランスは抜群です。我々プロの目から見ると、田中さんのボレーの悩みは、バックハンドボレーよりフォアハンドボレーにあることが一目でわかります。実際のビデオでも、フォアハンドボレーがネットし ているのが映っています。田中さんは、「深い位置に確実に」ボレーしたいという希望を お持ちですが、言い換えれば、「深い位置にコントロールできる」ボレーをしたいという ことになります。
 しかし、田中さんのフォアハンドボレーを見ると、飛んで来るボールに対してラケット 面が不安定で、ボールをコントロールできないでいます。

ラケット面が不安定でボールをコントロールできないフォアハンドボレー

下の写真は、ビデオに映っていた田中さんの様々なフォアハンドボレーのインパクトの写 真です。コートに垂直なラケット面でボールを捕らえていたり、それに近いラケット面で 捕らえていたりしています。つまり、ラケット面が不安定で、田中さんがお悩みの「ボー ルをネットにかけてしまう」結果になるのです。この原因は、グリップにあります。ボレ ーに最適なコンチネンタルグリップではなく、やや厚めのグリップを握っているのです。

 

  
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