ボレーではベタ足は禁物。ツマ先立ちになろう

ボレーを打つ時にボールに差し込まれることが多かったり、守備範囲が狭いと感じたこと はありませんか。そんな人に読んでもらいたいのが今回のクリニックです。ボレーにおけ る準備と足の動かし方、さらにラケットの高さに注意すれば、悩みは解決しますよ。

クリニックしてもらいたい点
試合中にミスの出やすいボレーをクリニックして欲しい

東京都多摩市在住 山口勝弘 左利きプレーヤー

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左利きの山口さんのバックハンドボレーです。通常だと左足を踏み込んで打つのですが、 ご覧の通り、飛んで来たボールに対して右足を下げてボールを捕らえています

一方、杉山愛プロはしっかり足を踏み込んでバックハンドボレーを打っています(右利きなので右足)。他にも準備の態勢でカカトが上がっていますが、山口さんはベタ足で構えています


右足を下げてラケットを調節することでボールを捕らえる“変則ボレー”

 東京都の山口さん(45歳)から「試合中にミスの出やすいボレーをクリニックして欲しい」という相談を受けました。
 ビデオを見ると、ベースラインでストロークする友人のボールを、山口さんがボレーしている場面が映っていました。その代表的なバックハンドボレーが写真1〜6です。
 写真1の待機の姿勢から、来たボールに合わせて、右足を下げ、そして、ボールを捕らえています。写真4と5でもわかるように、ボールは浮き上がり過ぎで、おそらくベースラインを越えてしまっていることでしょう。他にも、山口さんがバックハンドボレーでラケットにボールを当てた瞬間の場面がありましたが、いずれの場合も写真1〜6と同様に、右足を下げてラケットを調節し、ボールを捕らえています。いわば“変則ボレー”です


   
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